擁壁工の施工で今まで使用していたフルサイズスキン、ハーフタイプスキン以外に色々な形のスキンがあります。
角が丸くなっているのはマルチコーナースキン、T字型は目地用スキンです。
マルチコーナーの部分は、通常の幅の基礎では中心部が基礎からはみ出したり背面のスペースが小さいために
くさびの打ち込みやバールによる調整が難しいので、コンクリートはあらかじめ大きく打設します。
コーナーの部のスキンは細かい部材になるので、上下や順番を間違えない様に組み立てます。
また、前回ご紹介したストリップも角度によって1ヶ所に2本設置する場合があるので、図面を見ながら敷設していきます。
擁壁工の作業も順調に進んでいます。
掘削、基礎工の次工程「スキン組立、ストリップ敷設、巻出し・敷均し・締固め」を繰り返しています。
その工程の中で使用しているストリップをご紹介します。
役割としては補強材の部材です。長くたわみやすいので、水平な場所で保管しておくことがポイントです。
そして1枚目~3枚目の材料確認の写真のように、サイズを間違えない為にサイズ別に色分けをして保管をしています。
(4枚目と5枚目の写真は実際に施工している写真ですが、きちんと同じサイズが敷設しているのが一目で分かりますね)
施工方法は、所定の形状、長さのものを決められた位置にスキンと直角に取り付けます。
また、凹凸が発生しないように水平に敷設し、凹凸がある場合は不陸調整を行います。
ストリップ敷設後に盛土の巻出し~締固めを行うのですが、ここでもまだ気は抜けません!
先ほども書きましたが、ストリップはわたみやすく表面のメッキが傷つきやすいので、盛土材が巻出しされていないストリップ上を
走行しないようにしたり、ストリップ敷設している場所で重機の方向転換をしないなど注意をしながら施工をします。
盛土をしてしまうとストリップは見えなくなってしまいますが、縁の下の力持ちは今日も見えないところで力を発揮しています。
現場にAEDを設置していますが、設置をするだけでなく私たちも使い方を知っておいた方が良いですよね。
ということでAED救命講習会に参加しました。
AEDを使用して救命処置を行うためには、周囲の安全確認や一次救命処置等の一連の流れを把握しておく必要があります。
その上でAEDの電源の入れ方や電極パッドの貼り付け位置、必要に応じて電気ショックを実施するといった、正しい使用方法や知識を身につけておくことが大切です。
今回は、反応の確認や呼びかけ、心肺蘇生等を含んだ内容の講習を受けました。
「人が倒れていて意識がないという緊急を要する場面に遭遇した時にどのような行動をとるべきか」という一連の流れを学びました。
AEDさえ装着すればあとは自動でやってくれるものと思っていましたが、今回の講習ではそれが間違った知識だという事を理解しました。
救急車が来るまでの時間に救助者がやるべきことが分かり、とても勉強になりました!
盛土や埋立てをする時は事前に地盤の上に「沈下板」を設置します。
板の上には鉄の棒を取り付けてこれを盛土の上まで伸ばします。
沈下板の上に土を盛ると、土の荷重で元の地盤が押し下げられ、接続された鉄の棒も頭が下がります。
この棒の頭の下がりをレベル測量して、盛土後にどれだけ地盤が沈み込んだかを評価していきます。
盛土は埋立ては地盤の沈み込みがあるため、必ず見かけの盛土高より多くの土を盛ります。
そこで沈下板を設置すると基礎地盤の沈下を含めて実際に盛られた土の量が分かる仕組みになっています!
今回はICTブルドーザーを使って施工を進めます。
掘削から整地までのブレード操作を自動化しているので、広い場所でも作業効率良く作業が出来ます。
ブルドーザーの操作画面には、現在の地盤データと設計データをの差が表示されているので
オペレーターは施工状況を確認しながら作業を行います。とは言っても難しい操作はありません!
ブルドーザーの排土板の上下と傾斜は自動制御されるので、前後進と排土板の左右のアングル操作だけです。
今回の作業で、少しずつアーチカルバートが埋まっていく様子が分かります。
あれだけの存在感があったカルバートがもう直ぐ土で見えなくなりそうです。
擁壁工の施工で2種類の地下排水管を設置します。
ますは本線横断方向には無孔管を設置します。無孔管はその名の通り穴が開いていない管の事を言います。
穴が開いていないという事は、液体や気体を漏れないように運ぶ必要があるときに使用します。
次に補強盛土の背面には有孔管を設置します。
有孔管は管の側面に多数の小さい穴が開いているので、周囲の水を集めて排水する事が出来ます。
なので今回は地下水の排出用に使用します。
この様に同じ排水管でも用途によって使う材料が変わります!
排水管の設置の次は周囲にフィルター材として単流砕石を敷き均します。
完了したら、不織布を敷いて埋戻していきます。
地下排水管は目には見えないところで大切な仕事をしてくれています!
今回の現場での法面は、植生マット工・植生基材吹付工・モルタル吹付工を施工します。
まずは植生マットの設置を行いました。
このマットがとても優秀で、水分の浸食防止と植物を育成することが出来るという「浸食防止と緑化の2刀流」なんです!!
特にこの不織布は保水剤を挟んでいて、雨水を吸水した重みで地面に密着するので浸食防止効果がとても高いんです。
材料もどんどん機能が上がり、作業をしている私たちは人員削減や時間短縮に繋がるのを日々実感しています。
植生マットの施工方法を少しご紹介します。法面にある雑草やごみを取って出来るだけ平らな表面に整えます。
その上からマットを張っていきますが、マットの張り付けは法面の上部から下部に向かって行います。
マットについている肥料袋が等高線上になるように注意しながら、
そして出来る限り地山と密着するように決められた間隔で貼っていきます。
アンカーピンと大頭釘は現場の状況に応じて打ち込み本数が変わるので、赤と青で印を付けて確認します。(5枚目写真)
このマットは吸水力が高いので、雨が降っている時は施工が出来ません。
天気にも恵まれて作業が進み、設置が完了しました。
以前の日記では均しコンクリート打設までをご紹介しました。今回はその続編です。
1枚目の写真はアーチカルバートを保管場所から施工場所へと運搬している様子です。
設置順が決まっているのでカルバートに番号を付け、間違わないように並べていきます。
その脇では完成した基礎工事の出来形を確認しています。設計通りに施工がされたことが確認出来ました。
そしたらいよいよ、アーチカルバートの据付です。
均しコンクリートの上にカラ練りした敷モルタルを塗り、アーチカルバートひとつひとつ丁寧に降ろして据付けていきます。
接合部の外部はよく清掃してから滑剤を塗り、内部ではレバーブロック等を使って引き込んでしっかりと結合させます。
上記の工程を17本分繰り返してついに完成です!本当にトンネルに見えますね。
全景を見ると凄い存在感です!!正面から見ても奥に吸い込まれそうな感覚になります。
アーチカルバートの据付はこれで完了したので、次の作業に進みます。
ドラ○もんのポケットから出てきそうな道具の名前ですが、ちゃんとした作業道具です。
正式名称は「BeeBeeWorker」という表記なのですが、個人的には名前の由来が気になります。
どなたか知ってる方がいたら教えてください!
どのように使うのかと言うと、現場で土のうを製作する時に使います。
型(穴の大きさ)がいくつかあり、用途によって作る土のうの大きさが変えられます。
写真を見て頂くと分かるのですが、一気に土のうが作れるので現場での圧倒的な作業時間短縮とコスト削減にもつながります。
この製品は特許も取っていて更にNETISにも登録されている製品です!
使ってみると「なんということでしょう~~」と思わず言いたくなる使いやすさです。
タイトルの通り現場にたくさんのトンネルを搬入しま、、、すみません冗談です。
現場に搬入したのは「アーチカルバート」といいます。
今回はこのアーチカルバートをサイズ違いで17本用意しました。
アーチ型をしたプレキャストコンクリート製品で、主な使い道は下水道用、排水路用、地下河川用などですが、
一体この現場ではどのように使うのでしょうか。想像出来ますか??
まずは支給された製品に問題がないか発注者と確認をしました。
写真の通り二人の指差しから伝わると思いますが、「ひび割れ」や「欠け」はない良い製品でした。
次は設置に進みます。基礎工事として、均しコンクリートを所定の高さまで打設をするための型枠を組立てます。
組立てたところに生コンを打設して、凹凸をなくすように水平にしていきます。
3枚目の写真を見てください!職人が慣れた手つきで均すと、まるで鏡のようにきれいに平らになっています。さすがですね。
ここにどのようにアーチカルバートが設置されていくのか・・・また進捗をお伝えします。
6月の日記から少し空いてしまいましたが、踏掛版工の作業も順調に進んでいます。
前回の作業が終了し、コンクリートを打設するための型枠を設置します。
次に踏掛版設置場所に路盤紙を敷いて、その上に鉄筋を組み立てていきます。(暑い中の細かい作業に頭が下がります。。。)
鉄筋の組立が設計通りになっているかを確認し、合格が出たのでコンクリートを打設します。
3枚目の写真にブルーシートが写っていますが、これはコンクリート養生のために用意したものです。
コンクリートは、打設後から硬化して強度が増すまで直射日光や水分の蒸発を防がなくてはなりません。
打設後早い段階で表面が乾燥して内部の水分が失われるとひび割れの原因にもなるので、とにかく乾燥しない様に注意します。
実際に養生をしているのが次の写真です。ブルーシートをかけた下で仕上げの金ゴテ作業をしています。
そして表面を乱さずに作業が出来るほど硬化したので、シートで覆って散水をしながら湿潤状態を保ちます。
この様に温度や天候を見ながら「元気に育て!元気に育て!」と願いを込めてコンクリートが成長するのを見守っています。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)は太陽を司る女神です。
それに由来をしているのかは全く分かりませんが、現場にいるアマテラスは気象予測システムなので神様はいません。
(神様がいてくれたら作業工程に合わせて天気を調整して欲しい・・・)
このアマテラスは国内最高レベルの気象予測情報ということでNETIS登録もされています。
写真に「降水アラート」が表示されていますが、観測したい地点を登録しておくと詳細な天気予報を事前に知らせてくれます。
また最短5分更新で天気予報がリアルタイムに表示されるので、現場での的確な作業の再開や中止の判断が出来ます。
最近は異常気象や予想を超えるゲリラ豪雨などが頻繁に発生しているので、こういったものを活用して工事予定を変更しています。
材料や作業員の手配の無駄を防ぐ事が出来るので、コスト削減にもつながりますね。
役目を終えた鋼矢板の引抜作業が始まりました。
まずは撤去前に取り付けた部材を外していきます。
そして今回の鋼矢板引抜きはバイブロ工法で行います。
バイブロ工法とは、油圧式のバイブロハンマーをクレーンで吊り下げ、振動を鋼矢板に加えます。
その振動で先端の摩耗抵抗を一時的に低減させてから引抜きをすることが出来る工法です。
鋼矢板や部材で賑わっていましたが、引抜完了後はスッキリとした景色になりました!
山留工事が終わったので排水構造物工へと作業は進みます。
今回は「CSB型」といって、遠心力形成によって管と基礎を一体化したヒューム管と、
「MCホール」といって地下に埋設するボックスカルバートの維持管理に利用する角型マンホールの設置の様子をご紹介します。
どちらもプレキャスト化されているので現場での補強コンクリートが不要!省力化と工期短縮が出来る優れものです!
1~3枚目の写真が今回設置する材料の写真です。どれも大きいですね。
設置したい箇所を掘削、転圧、砕石敷均し、転圧、コンクリート打設をして基礎を造ります。
基礎が出来たらPCコンクリートを設置していきます。とても重いので重機を使いながら位置を合わせて降ろしていきます。
MCホールの位置が決まったら、ヒューム管を設置する為の敷板を設置し、その上にヒューム管を並べていきます。
ヒューム管を並べていくと・・・下の写真のような一直線の排水構造物になります。
そして最後に土を埋め戻して完了になります。いやー、綺麗ですね!とても達成感があります!
1枚目の写真にグレーと青の管の先に土が見えていますが、この場所を施工していきます。
この場所は重力式擁壁と言って、土の圧に抵抗して土の崩れを防ぐために作られる壁状の構造物です。
無筋コンクリート造で背面が土に埋まっていて、完成後は正面のコンクリートしか見えませんので施工前はなかなかレア画像です!
写真を見ても分かるように大きな機械が入れないので、工程の中にはマンパワーでの作業もあります。(2枚目写真)
コンクリート打設も均しとバイブレーターを阿吽の呼吸で態勢を変えながら進めていきます。
イメージとしては、餅つきの餅をつく人と合いの手を入れる人のような、絶秒なコンビネーション!
ですが、既に設置しているケーブルと排水の管を傷つけないように慎重に作業をしなくてはなりません。とても緊張感がありますね。
天気にも恵まれて無事に打設完了ですが、完成まで気を抜かずに施工します!
踏掛版・・・なんと読むか分かりますか? 「ふみかけばん」と読みます。
橋の両側の外側(橋と道路が接続するところ)にある大きくて分厚いコンクリートの版です。
普段は地面の下に埋まっているので、目には見えない部分です。
踏掛版は、道路が沈んで段差やひび割れを生じさせないようにするために造ります。
橋台は大きなコンクリートで造られているので地下深くまで沈みにくくなっているのですが、
道路側の地面は土や砂利になっているので、沈みやすくなっています。
道路側が沈んでしまうと橋側との段差ができ、振動や騒音などが発生してしまいます。
それは避けたい!!という事でこの踏掛版を設置します。
まずは踏掛版を設置する箇所の土を掘り、スペースをつくります。
今日はここまで!続きはまた次回をお楽しみに!
この現場の作業も順調に進み、両宿から始まった工事も長野江まできました。
こちらの地域でも路体盛土、法面整形、石・ブロック積(張)工などの作業を進めていきます。
おやおや?何やらいろんな管が見えますね。
普段この管をあまり気にする方は少ないのではないでしょうか?
雨が降れば雨水を排水したり、電気ケーブルを通したりと道路を安心安全に使用するために大切な存在です!
高速道路は一般道と比べると車の走行速度を速く設定しているので、舗装や排水機能を高機能にする必要があります。
その設備のひとつが3枚目の写真にある滑り台の様な排水設備、縦排水です。
この縦排水は道路の路肩を流れる水を排水するために設けられています。
そしていのちを守るといえば、今月の安全・教育訓練ではAEDの使い方を学びました。
建設現場では危険を伴う場面も多いので、現場で働いている皆さんを守ためにも設置をしています!
言葉だけでAEDを知っていても、実際に触れる機会は少ないのではないでしょうか。
こうした訓練を通して、現場で安全管理に対する意識が高まっています!
地球温暖化の影響でしょうか。年々、夏になる前でも平均気温が上がっていますね。
現場は太陽がギラギラ、体には作業着、頭にはヘルメット。。。
外の日差しを浴びながら行うので、熱中症対策は万全にしておく必要があります。
まずはWBGT値(暑さ指数)を計る計測機を作業員誰もが見れる場所に設置しています。
気温ではなくWBGTを基本とした暑さ指数をもとに「暑さ」への気づきを促し熱中症への警戒を呼びかけています。
そして日々汗を流して懸命に働いている作業員たちを守るべく、熱中症対策コーナーを設置しました!
熱中症対策応急セットはもう当たり前。最近はどの現場にも用意しています。
熱くなった体を冷やす為に、休憩所にはボディーシートや冷感ミストを用意。
汗で失われる塩分を補給する為、塩キャンディや塩タブレットも欠かせません!
少しでも現場環境が良くなるよう、これからも取り組んでいきます!
土砂の崩壊を防ぐ為に斜面や盛土の土を固定し、一時的に土留めの安定を保つための仮設の締切材を設置します。
その締切材を鋼矢板を使って進めていきます。
地盤に起伏がある場合はどうしても高止まりが発生しやすくなるのですが、
今回打設した鋼矢板の高止まり確認を発注者の方立ち会いで確認をして頂きました。
同じ日に側道の出来形も確認して頂きました。
この現場はICT活用工事なのですが、段階確認の時でも活躍してくれています!
3D施工データを元に計画データとの差を表示してくれるので、施工のナビゲーションとしても活用しています。
少ない時間、最小限の人員で効率よく作業を進めていくこと、これが今の建設・土木業界です!
寒い冬には欠かせないズボンの下に履くスパッツ・・・の事ではありません!
建設現場でのスパッツは「工事現場からの泥土を工事現場内でダンプカーから自動で落とす」ことを目的につくられています。
土で汚れたタイヤを高圧スチームなどで洗浄すると、洗浄するための人員が必要です。でもこの装置は自動なので人員削減にもなっています!
一方向に転がるローラーが設置してあり、そのローラーの上をダンプのタイヤで走行して回転させることで土を落とすという仕組みになっています。
降りる時はそのローラーが回転しないので、落とした土がタイヤに付くことがありません!
(写真をよく見るとダンプの後ろと下に土が落ちているのが見えますね。)
汚れたタイヤで一般道に出ると道路を汚してしまうので、こんな便利な装置はとても有難いです。
生活道路・周辺環境を汚さない事は今や常識!!現場周辺の環境維持にも貢献しています!
私の鼻と目を真っ赤にさせていた花粉も減り始め、暖かい陽気の今日この頃。
お出かけシーズンとなり、外出先での事故にも気を付けたいものです。
そう、それは工事現場にも言えること。日々の安全教育は欠かせません。
そういえば、最近放送が始まったキム〇クのドラマでも建設現場の事故のお話でしたよね。
ああ、男から見てもかっこいい、、いや、キ〇タクにを目を奪われている場合ではない!
私も気を引き締めて現場の安全を守らねば!と、いうことで。
4月度の安全教育訓練では「LooKCa」という最新機器を使用しVR事故体験を行いました。
墜落・転落事故、重機接触災害、重機巻き込み災害など、工事現場で起こりうる様々な事故の体験ができる優れものです。
VRと分かっていても事故の瞬間は本当に怖いものです。実際に現場の作業員にも付けて体験してもらいました。
事故をリアルに体験して、防止策をしっかりと考え、事故防止に繋げてまいります!
コンクリートの品質検査を終え、コンクリート打設・ブロック張と作業を進めていきます。
現場では体に負担のかかる姿勢での作業も多いです。。。そこで!今回はこのNEWアイテムを現場で使用してみることにしました!
中腰になる前傾姿勢や持ち上げ姿勢などの辛い姿勢をサポートし、作業負担を軽減してくれる上に
通気性に優れたメッシュ素材で出来ているので長時間の着用も快適!!外での作業現場に持ってこいです。
こうした新しい取り組み取入れて生産性が上がるように日々チャレンジ中です!
話は変わり、今回の現場では発注者立会いのもと使用した資材の検査を行いました。
施工箇所から撤去・集積してきた資材の数量を確認し、適正に処分します。
全ての資材を確認して頂いて、無事に検査終了です。
前回の材料検収を終えた基礎ブロックをせっせと設置しました。
コンクリートを打設する前に大事なこと、それは品質試験です。
まず打設前にコンクリート性状試験を行い合格してから打設作業がスタートします。
打設後にコンクリートの強度が出ていないと、やり直しとなってしまいます。(それだけはイヤだ!)
テストピースを採取し、第三者機関に強度確認をお願いします。1週目と4週目で強度を測定します!
また、第三者機関では様々な現場からテストピースが届きます。強度確認の試験を行う際、間違いが起きないように当現場では工夫を凝らしています。
その証拠がこちら、3枚目の写真です!この名刺こそ、まさに、当現場の証なのである~~~~!(テストピースの中にそっと忍ばせてます)
どこの現場のテストピースか一目瞭然ですね!
「快適トイレ」とは、男女ともに快適に使用できる仮設トイレのことです。
特に建設現場などで働く人たちが利用するために、国土交通省が標準仕様を定めたものです。
快適トイレを設置する意味は、建設現場の労働環境を改善し、男女問わず働きやすい環境をつくることにあります。
洋式便座、水洗機能、臭い逆流防止機能など、使用者が気持ちよく使えるように配慮された様々な機能が備わっています。
また、災害時の避難所などにも活用されることを想定していて、より多くの人にとって使いやすいトイレ環境を提供することを目的としています。
快適トイレの設置は、働く人々の福祉を考慮した重要な取り組みのひとつとなっています。
使用材料確認は納入された材料が発注通りの品質、数量、仕様などを満たしているかを検査し、確認する大切な作業です。
今回はブロック張工で使用する材料の検査を行いました。検査した記録は材料検査簿にして現場で管理しています。
竣工検査時、どのように材料を検査していたか確認されることが多々あります、、、
写真も記録の一つですが、資料として記録を残しておくことは大事なことです。
画素数の関係からか全景ではスケール箇所がぼやけてしまうので接写も撮影しています。
拡大してもぼやけないぐらいの画素数で撮影すれば1枚で足りるのではないか・・・。
ですが写真の定められた画素数から逸脱してしまいます。また、撮影時の角度などでスケールが確認できない場合もある、、、
んー、悩ましい。現場は日々試行錯誤を繰り返し葛藤の連続です。
職場の様子や雰囲気、入社後の業務内容を把握してもらうために実施しました。
先輩社員と話したり、業務の一部を垣間見る機会を得られます。
そのため、入社前の不安解消やモチベーションアップにつながる大切な施策です。
写真からわかるように、工事写真を使って施工場所の説明、実際現場へ出向いてドローンを使った施工場所の説明。
現場を歩いて確認など実施しました。
仕事へのイメージ掴んでもらえたかな~。
先週から行っているプレキャストU型側溝の据付作業も、今週前半完了しました。
据付完了後は、3枚目の写真のように埋戻し作業を行います。
施工箇所がカーブを描いているため、側溝の据付は直線部分よりも難易度が上がる作業になっています。
バックホウで周囲の土を戻して側溝を固定していきます。これは、側溝が安定して正しい位置に留まるようにするための重要な作業です。
カーブ部分のプレキャストU型側溝の埋戻しから、次は直線部のプレキャストU型側溝作業になります。
まずは、側溝の下に砕石を敷き詰めて平らにする砕石敷均しの工程です。
側溝を設置する前の基礎作りの一部で、側溝が安定して設置されるようにするために重要な工程です。
砕石敷均しの後は、バックホウで吊下げて敷板を設置していきます。
この日は、いい天気に恵まれましたので作業もスムーズに進めることができました。
天気が良い日が多かったのですが、この日は雨が降りました。
そこで、創意工夫として施工箇所の雨水対策を行いました。
掘削した箇所が水の逃げ道イコール雨水対策になります。
水の逃げ道に石積みをすることにより降水量が多い場合でも崩壊など起きることなく継続的な排水が可能となります。
ICT建機による施工がスタートしました。法面の形状や高さを設計データに基づき切削します。
最大の強みが自動制御化されることにより経験の少ない人でも熟練オペと遜色ない作業が可能になることです。
1枚目の写真は法面整形工を行っている様子です。路体盛土工も同様に、ICT建機を用いて行います。
ICT建機とはGPSやレーザーなど測量技術を搭載した建設機械です。
盛土施工前に試験盛土を実施しました。
定められた品質管理基準を満足する転圧回数などを確認します。
転圧回数が少なくフワフワな盛土だとダメですからね。今回の試験した結果をもとに、盛土施工のスタートです。
今回はICT施工を行う前の大切な確認作業です。
ICT建機に設計データを取り込み、設計通りに機械が動作するかチェックします。
ぶっつけ本番でICT建機が設計データ通りに動作しなければ意味がありません。
ICT建機によって精度確認方法は異なり、今回はバケットの刃先で確認を行います。
重機からは写真のようにブレード位置がいつでも確認できるようになっています。
適切な精度を確認できました。無事ICT施工がスタートできそうです!
測量ですが、本現場はドローンで測量します。
今やめずらしくなくなったドローンの登場です。
今までドローン測量は手軽で時短になる為、非常に便利な反面、誤差が2メートル前後出る場合もありました。
それが「RTK」と呼ばれる技術の登場により誤差数センチにまで精度を上げることが可能になったんです。
GPSからのデータを受信してなおかつ地上にある追加の基地局からもデータを受信することで制度が高い自己位置測位が可能になるという寸法です。
追加の基地局は2枚目の写真右側にある三脚で組んだものです。凄く小さいですよね。設置もあっという間です。
これらのデータを収集しながら青い空を自由自在に飛び回るドローン!!
羨ましいなぁ・・・
現場ではプレキャストU型側溝の布設作業に入りました。
基礎材を敷き均し転圧作業を行いプレキャストU型側溝を布設します。
当然U型側溝は重いので重機を使用して据え付けを行います。
据え付け時は合図者を配置し、作業計画書通りの手順を踏み作業を進めています。
今回写真を撮影する際に意識したことは作業計画通りの配置になっている全景を撮ることです。
作業計画通りの施工をしているか後に確認する方法は写真ですからね。記録を残しておくことは大事です。
また、U型側溝切断時の粉塵対策として、切断と集塵どちらも器用にこなす素敵な切断機を当現場では採用しています。
NETIS登録製品となっており、現場で実施している一つの工夫になります。
はたから見るとなにか農作業でもしているようなこの写真。
盛土施工前に材料が盛土に適したものか土質試験を実施するためにNo.245とNo.246の地点で試料を採取している様子です。
盛土の仕上がりにも関わる大事な試験になります。試験完了後は試験結果報告書として資料が届きます。
そして並行して道路補修作業、砕石材を荷下ろしして敷き均し転圧作業の工程です。
荷下ろし時、一気に砕石は降ろさずに小分けの山にして降ろします。
砕石転圧の際は材料の分離に注意しながら転圧作業を行います。
また、端部施工時は写真のように人力にて敷き均しを行い、プロのオペが入念に転圧作業を行っています。
写真には様々な情報が読み取れますね!以上、写真から読み取れる丁寧な施工解説コーナーでした!
現場事務所の設営が終わり、続いては現場の準備工になります。
まずは現場の架空線損傷対策になります。
架空線と接触する高さの重機が入らないよう高さ制限ゲートを設置しました。
架空線防護管などもありますが、シンプルに高さ制限を設けることで架空線と重機の接触は0になります!
また、現場を進めて行く上で支障となる雑草の伐採作業も並行して行います。
立派に育った雑草の伐採作業は人力にて進めるのは大変です。
そこで文明の利器、重機の登場です。伐採専用のアタッチメントを装着することでスピーディーな伐採作業が可能になります。
現場も着々と本施工に向け順調に進んでいます。
現場事務所の設置場所は現場を進めていく上で非常に大切なポイントです。
現場から遠い場所に設置してしまうと現場の様子を容易に確認することができませんし、協力業者の皆様も現場までの移動が大変です。
ちょうど良いポイント(場所)がありました。以前は会社として使用していた事務所を発見。
何年も手入れがされていなかったためか、事務所の状態は少々賑やかでした。
これは株木流リフォームが必要と判断。(株木流リフォーム=本気清掃です)
場所もそうですが肝心な事務所内は働きやすく綺麗な環境でないと!事務所内をピカピカにしていきます。
無事リフォームを終え社旗を掲げました。これにて現場事務所設営が完了となります。